|
『かわつひろし建築工房』は機能性や快適性を十分満たした上で、際立つデザインをもつ『もの創り』を心掛けて、設計活動を行っています。小さな事務所ですが、住宅、事務所、医院、病院、児童福祉施設、保育園、宿泊施設、寺院、店舗、スーパーマーケット、倉庫等、色々な建物を手掛けてきました。どの建物もクライアントと私達設計者、そして施工者による協働の結果として創りだされたものです 。様々なタイプの物件を手掛けてきた点は、私達の事務所のひとつの特徴といえます。それは日常生活が営まれる場である住宅の設計を基本に据えた上で、様々な要望に答えることができる事務所だからだと自負しています。
- 建築について
- 自己完結することなく『環境との関係性』を大切にすること。
また、色々な意味で『背景』として存在するように心掛けること。
そして美しいこと。
これが私達の考える『建築』です。
- 私達のデザイン
- シンプルな造形と素材に対する素直な感性にこだわりがあります。住むための器としてたとえるなら、盛られた料理をそっと引き立てる白磁や粉引きの器のような建築を考えています。オブジェのようなもの、絵付けで飾られたものや土っぽいモノそのものの魅力を否定しませんが、主役である中身(人・生活)を疎かにして、それらの魅力が成り立つこともないと考えています。雑味を削る行為とまがいものでない素材によって、生活に寄り添う器を創りだすこと、これが私達のデザインの基本姿勢です。
- 住まいについて
- 住まいは人が「棲む」もの。一番大切なのはその動機です。私達はそこをきっかけに住まいのテーマを探しだし、クライアント(建築主)に提案します。建物の完成まで(時にはその後も)その繰り返しです。住宅の設計は特に時間や体力を要する仕事です。それは私達にとってもそうですが、私達に依頼されるクライアントにとってもそうだと思います。
- 住宅設計で一番に考えること
- 環境とじっくり向き合うこと。環境とは、計画をとりまくすべての予件であり、気候・風土・地域・クライアント・法律など様々なものがあります。これらは条件として明示されているものばかりではないので、ときには長い時間をかけて感じ、読み取る必要もでてきます。なるべく先入観のないニュートラルな状態で環境と対話を繰り返し、発想を引き出してくることを心掛けています。
- 構造について
- 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の種類は敷地の耐力や、工期、コスト、好みによって協議して決定します。最近の災害で特に感じることは構造の安心感の重要性です。地質調査は必ず行います。
- 素材について
- 好んで使う素材は様々ですが、一つ共通している事はごまかしのない素材を用いるということです。
外部は厳しい自然環境の中で永く生きていくことができるように硬質な素材を使うことが多いです。
内部、特に人の触れるところは柔らかい素材を使います。
たとえ安価な素材でも厚手のものを使い、中身のつまった質感を大切にしています。
- 構造と断熱仕様について
- 現在、木造と鉄骨造は外断熱工法か現場発泡ウレタン吹付けの内断熱工法を採用しています。
コンクリート造は打放し仕上が多いため、現場発泡ウレタン吹付けの内断熱工法を採用しています。コンクリート打放し仕上げには好き嫌いがありますが、打設に際して現場に緊張感が生まれるので、好んで採用しています。表面には塗装を施し、汚れがつかずメンテナンスのサイクルが長くなるような処置をとります。
- 設備について
- 太陽光や地熱、雨水などの自然エネルギーを活用するパッシブな設備システムの運用にも興味があり、時々チャレンジしています。但し、これらはアクティブなシステム(機械式設備)と比較して、コストパフォーマンス(費用対効果)に優れているとはいえず、導入には十分な検討が必要です。
近年、住宅における設備の割合が増え、重装備化しています。設備は躯体の寿命よりはるかに短命ですので、メンテナンスや交換なども十分検討して設計を行います。また雨仕舞とも密接な関係にありますから、建物への負担の少ないシンプルな設備をお勧めしています。
- 設計と工事監理の期間について
- 敷地選定前であれば、物件をみて法規制や建築可能なヴォリュームを提示するところから始めます。敷地が選定済であれば、調査などの準備とクライアントとのインタビュー的打合せに1ヶ月、基本設計に2ヶ月、実施設計に3ヶ月、確認申請及び施工業者選択に2ヶ月、建築(規模・構造により異なります)に約6ヶ月、計14ヶ月、少なくともこの位の期間はかかります。クライアントのご協力により、多少の期間短縮は可能ですが、予定期間より長くなることのほうが多いようです。
- 設計監理の仕事について
- 設計は大きく分けて、様々な条件を整理し、設計の方向性やヴォリューム、形態などを大まかに決定していく基本設計と、それを基に見積や施工のための図面を作製する実施設計があります。実施設計は建築確認の申請をしたり、施工業者を決定する作業も含まれます。また、施工中に定期的(1回/1〜2週)に現場に行き、施工進行状況や施工精度をチェックする監理業務があります。基本的にこれらの仕事は一連のものとして契約を致します。それは、長い期間をかける設計という仕事が、計画の基本方針に常に立返りつつ現実とのすり合わせを行なう一連の過程としてあるからです。
- 設計監理料の目安について
- 設計監理料は、建築の用途・規模(総工費)・構造によって変わります。木造住宅の場合の大まかな目安としては、[工事費の10%〜15%+消費税]になります。
構造がRC・鉄骨造等であったり、木造でも特殊な工法の場合、構造設計料として設計料の加算をお願いします。
設計監理料には確認申請代行料は含みますが、申請印紙料などは含みません。確認申請以外の申請がある場合には設計料の加算をお願いします。
但し、上記設計料は目安であり、その時々でご相談に応じています。
- どの段階から費用がかかるかについて
- 初回は無料で、当事務所の設計の考え方、進め方、過去の作品の概要等の説明を行ない、クライアントのお話を伺います。それ以降はできるだけ契約を前提にして話を進めます。
「考え方は気に入ったが、本契約にはもう少し時間がほしい」という方には、時間単位のスポット契約もあります。この場合、本契約に移れば、基本設計として解消します。契約はお互いの業務と権利の範囲を決める重要な事柄です。最初の打合せ時に詳しくご説明いたします。
- 建物の見学について
- 「この建物が見たい」というご要望がありましたらご連絡ください。見せていただけるか建主にご相談いたします。また時期が合えば、建築完成時にご案内することができます。
|